「ところで皆さん、仕事を辞めようかと考えたことはありますか」

そんな問いかけから始まった、ジャネット・ラウ先生による、マインドフルネスと陰ヨガの週末。2年目の今年も、初年度同様、清澄庭園内にある大正記念館が舞台。雨の予報にもかかわらず、春の訪れを思わせる陽気のなかでスタートしました。

「Coming Back to Yourself.  Making Peace with Yourself.  – 自分らしさへ立ちもどる」。そんなコンセプトでお贈りする今回のワークショップ。

初日のテーマは、「土台を築くプラクティス」とあります。土台を築くための安定感とはどのようなものなのでしょうか。

「日々の暮らしのなかでは、ひっきりなしに嬉しいことや悲しいことが起こりますよね」とジャネット先生。

「受け入れられないと嘆いたり、感情を押し殺して何も感じていないふりをする代わりに、“波に乗る” のはどうでしょう」

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「変数」と「属性」、「方程式」。分かりやすい言葉で現在地を説明するジャネット・ラウ先生と、通訳のSAWAさん。


 

「なぜなら現在地を生きているとき、それ以外の『現在』が存在しえないという意味において、その瞬間の私は『完全』(perfetct)なのです」

現在地は過去でも未来でもないと知ったうえで、自分や他人を責めることなく状況を検証し、自らの行いを省みる。“波に乗る”とはつまり、深呼吸するように現在地をフルに生きること、かもしれません。

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陽の光のなかでの、陰ヨガプラクティス

≪ 陰ヨガのプラクティス:1日目 ≫

①バタフライ 5min

②ハーフバタフライ (背中を丸めて) 3min

(ハムストリングスをターゲットに) 4min

③ スワン (上体を起こして) 4min

(スリーピングスワン:殿筋をターゲットに)1min

④橋のポーズ  5min

⑤ツイストルーツ  4min

「ところで皆さん、仕事を辞めようかと考えたことはありますか」

転職、離婚、はたまた旅や一人暮らしかもしれませんし、大人の関係と割り切ったつもりで始める男女関係かもしれません。そのときは自分だけの問題だと感じる決断だったとしても、そこにどんなエネルギーが備わっているかについて、少し考えてみませんか。

「どんな種を蒔くか。それが巡り巡って今という結果に直結する、大切な問題だからです」

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「今ここという瞬間は、完全なるものです」


 

ジャネット・ラウ先生と過ごす、マインドフルネスと陰ヨガの週末。

2月12日(月・祝)の2日目もお楽しみにどうぞ。