【プロップスを使ってティーチングスキルアップ】も12月に入って
ラスト2回となりました。木々を美しく衣替えさせてくれる冬の
寒気ですが、風邪をひきやすい季節ですね。

今回のワークショップで実践したツイストポーズは、浄化作用が
期待できるものばかり。マイルドな後屈も、エネルギーが満タン
でないときにも行えるポーズです。

~MENU:【背骨を伸ばして胸を開くツイスト】~

Bharadvajasana バラドヴァージャ・アーサナ(賢者のねじりのポーズ)

Marichiyasana3 マリッチ・アーサナ3(片膝を立てた前屈のポーズ)

Knees side to side ニーサイドトウサイド  ※Jathara Parivartanasana ジャタラ・パリワルタナアーサナ

Setu Bandha Sarvangasana セーツ・バンダ・サルバンガサナ(太鼓橋のポーズ)

でも、指導するとなると、また別のお話しですよね。
前回のワークショップで学んだ、胸の解放(引き上げ)や、前々回学んだ
下半身のグラウンディング、そしてタダ―サナの基礎があるからこそ、
自信を持って指導できるのがツイストポーズではないでしょうか。

肩が前に丸まっていたり、骨盤を立てられなければ、背骨を伸ばす

ことさえ難しいもの。ビギナーにとってツイストは、チャレンジの連続です。

「ツイストは、身体のどの部分から始まりますか?」

「背骨を上へと引き上げてくれるのは、どこの働きですか?」

「では、ビギナーの生徒さんは、どこからツイストさせる傾向がありますか?」

そんなドミニカ先生の質問に、どこからともなく答えが飛びだします。

ところで、ツイストポーズはいつも右側から始まりますが、なぜかご存知ですか?

「消化器系の動きも、エネルギーの流れも時計回りなので、

右からツイストに入るのは、理にかなっています」と、ドミニカ先生。

セーツ・バンダ・サルバンガサナ(太鼓橋のポーズ)は、正しく
行えば回復効果が期待できるリストラティブ的後屈ポーズ。

ドミニカ先生の適切な言葉による誘導で、みるみるポーズが
変わっていきました。ポーズの中で動き(Movement)はなくとも、
働き(Action)は続いていきます。

胸のひろがりを左右するのは、やわらかな内臓。そして、内臓を
お椀のように包む骨盤。全てのヨガポーズはWHOLISTIC
(全体の関係性から生まれる調和)だと思いださせてくれるポーズです。

Yoga is an art, a science and a philosophy.

B.S.K アイアンガ―先生の言葉をドミニカ先生がシェアしてくださいました。
アーティストの独創性と、科学者の探求心。哲学者の知性、を常に持ちたいですね。

いよいよ、次回は最終回。

~Vol6 MENU 【股関節の柔軟性と安定性を養う】 12月19日(水)13時~

Baddha Konasana バッダ・コーナ・アーサナ(合蹠のポーズ)
Supta Virasana スプタ・ヴィラ・アーサナ(仰向けの英雄座)
Supta Padangusthasana スプタ・パダングシュタ・アーサナ(横たわった親指のポーズ)

最後は、ご褒美ポーズとも呼べるリストラティブポーズをご用意
しています。重ーいコートを脱いで、ほっこりリラックスしにいらしてください。