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”季節の分かれ目”をいう意味もある、といわれる『節分』の2/3(水)、

プロップスを使ってティーチングスキルアップ ベーシックシリーズのVOL.3が開催されました。

ワークショップのレポートを、お届けします。

~本日のメニュー~

『前屈に学ぶ背骨と骨盤の関係性』

Triang Mukhaikapada Pascimottanasana トリアング・ムカイカパダ・パスチモッタナーサナ
Janu Sirsasana ジャーヌ・シールシャ・アーサナ
Pascimottanasana パシュチモターナ・アーサナ

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足の位置の「観察ポイント」をチェック。大腿骨のつけねがポイント。

クラスで、1つは取り入れられることの多い「前屈」ですが、単純に柔軟性があるか、ないか、

という点で、ポーズが”できている”と思っている生徒も、少なくないと思います。

実際に意識したいポイントは、”頭と足が近づいているか”というところよりも、

「足がしっかり働いているか」、「背骨が伸びているか」、「骨盤から前傾しているか」、などたくさん。

そして、前に倒れていくのではなく、土台を作って上に伸びることができてから、前に倒れていくこと。

「クラスでよく見る生徒さんって、こうなっているよね」という形と、そのアジャスト方法を

ドミニカ先生がモデルになって、見せてくださいました。

DSC_0009ペアワークでは、「私にアジャストしてみて」とドミニカ先生が生徒役に。緊張しますっ!

ドミニカ先生が、シリーズワークショップで毎回投げかけるのは、

「これはどうしたらいいと思う?」や、「なぜそうなるの?」という質問。

「ドミニカ先生が、こういったから」という覚え方ではなく、”常に疑問を投げかけて、答えを考え続ける、

私たちはサイエンティストでなければいけない”、とドミニカ先生はおっしゃいます。

まずテキストを見て大枠のポイントを理解、生徒役として自分のポーズをアジャストしてもらうことで体感し、

それを生かして先生役でアジャストの練習していきます。

一緒に学ぶお仲間が、生徒役をやってくれることで、素直な感想を聞けるのも、

インストラクターにとっては嬉しいこと、ですよね♪

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アジャストをする時は、自分(先生)の態勢も大切。腕を伸ばし、体重をかけて押しているところ。

ドミニカ先生の、20年以上のヨガの練習、そして指導から、膝の内側の圧迫による膝のケガが多い、

と実感されている、とのこと。

特に前屈では、生徒は「もっと前にいきたい」と思ってしまいがちなので、

ケガをさせないポーズをしてもらえるよう指導するための知識を学んでいきます。

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パシュチモターナ・アーサナのブランケットによるアジャスト。とっても気持ちのいいアジャストです☆

今日の宿題は、「言葉によるインストラクションを見直すこと。いつもクセで使ってしまっている言葉を

思い出して、いつもと違う言葉でインストラクトする練習をしてきてください」でした。

ハンズオンのアジャストの練習が多い、本ワークショップですが、手で触ってアジャストするより

言葉で伝えていくほうがいかに難しいか、を毎回ドミニカ先生は指摘してくださいます。

「ヨガの歴史においては、1人の先生が大勢の生徒に教える、というクラスの形になってからの歴史は浅い。

生徒1人1人にとって、伝わりやすい言葉は違います。それを、見つけていくことが大切です。」

とドミニカ先生。

今日も、学びの多い1日となりました。

明日2/4(木)は立春。次回は、春にお会いしましょう!

単発参加のお仲間も、まだまだ募集中です。