あっという間に6月も中盤、2015年も折り返し地点となりました。
6月17日(水)にスタジオ・ヨギーTOKYOにてSHIZENヨガスタジオディレクターの
ドミニカ・芹ヶ野先生によるシリーズワークショップ
「プロップスを使ってティーチングスキルアップ【逆転ポーズ編】」のvol.2が行なわれました。
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本日のメニュー
~Vol.2【明晰でポジティブな思考のための逆転ポーズ】~
1) Salamba Sirsasana シールシャ・アーサナ
2) Urdhva Dhanurasana ウールドワ・ダヌラ・アーサナ
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ヘッドスタンドは体が一致団結して働くポーズ。
怠けすぎていたり、がんばりすている箇所はありませんか?
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シールシャ・アーサナ(ヘッドスタンド)と
サルワーンガ・アーサナ(ショルダースタンド)のふたつの逆転ポーズ。
アーサナの王と女王は、女性のホルモンバランスを調えるのに最適で
月経中以外はまいにち行ってよいものです、とドミニカ先生。
それでも、がんばりすぎてポーズが気持ちよいと思えない場合は、
まずは立位ポーズと三頭筋・三角筋の強化、腹筋で
基礎を養っていくことが大切。
代替ポーズについても、ただこれを教えなさいという代わりに、
シニアの場合、月経中の場合、
また体の準備はできていても恐怖心が強く
壁から離れられない生徒の場合…など
さまざまな実践的なシチュエーションの対処方法を教わりました。
意識しづらい背面を感じられたペアワークは「きもちいい!」とため息が
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逆さまになって血流が促され脳へ酸素が送られることと以外に、
シールシャ・アーサナでは、
頭頂をほどよく刺激することで、体の腺を調え活性するというお話しがありました。
ただどうしても、後ろに倒れるのが怖いために、
多くの人が頭頂より前の方を床につける癖があることをペアワークで確認。
そこでブロックを使って頭頂を探すプラクティスと、
生徒の耳をみて正しい位置に体重が乗っているか見極める方法をおさらい。
ちなみに、ドミニカ先生の頭頂を探す旅は、
当初500円玉サイズだったのが、
プラクティスとともに研ぎ澄まされ、1円玉サイズで感じられるようなったそう。
ちょっと勇気づけられるエピソードでした◎
ひとりでできるプロップスによるポーズの適応
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たっぷり2時間近く、ヘッドスタンドを学習したあとには、
ウールドワ・ダヌラ・アーサナに移行。
ヘッドスタンドの後にバックベンドを持ってくるのは、レッスンで使える
実践的シークエンスでもあります。
腕から足にかけての反りは虹のように!
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腕と脚を均等に使うと、胸骨と恥骨は同じ高さに上がります。
そこからようやく、足を歩かせたりと「量」を高めていくことができるからです。
ただ、「きつい~」という声がちらほら。
あくまで生徒に働きと動きの方向性を示すのがアジャストの鍵!
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情報量の多い回でしたが、最後まで熱心にご受講いただいたみなさま
ありがとうございました。
通訳の実紀子先生、アシスタントのむつこ先生、そして、
ドミニカ先生、お疲れさまでした◎
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次回6月24日(水)は最終回です。
実はヘッドスタンドよりも怪我をさせやすいショルダースタンドがテーマです。
インストラクターのみなさまはお見逃しなく。
~Vol.3【免疫力を高める逆転ポーズ】~
Salamba Sarvangasana サルワーンガ・アーサナ
Halasana ハラ・アーサナ