2009年から、吉祥寺にあるSHIZENヨガスタジオのディレクター、ドミニカ・芹ヶ野先生をお迎えし、お届けしている[プロップスを使ってティーチングスキルアップ]シリーズの、人気コンテンツの1つ、
「女性のためのリストラティブヨガ」 が10月19日より、4回シリーズで始まりました。
インストラクター同士で行うペアワークは、適格なアドバイスや、時には厳しい指摘も?!飛び出し、明日からの指導に役立つヒントと、自分自身の体感からの気づきが、溢れていました。
リクライニングポーズを学んだvol.1の様子を、お届けします。
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リクライニングポーズでエネルギーチャージ
[ 学習ポーズ ]
Supta Swastikasana スプタ・スワスティカーサナ
Supta Baddha Konasana スプタ・バッダ・コナーサナ
Supta Virasana スプタ・ヴィラーサナ
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まずは、スプタ・スワスティカーサナの「観察」から。
先生と生徒のグループに分かれて、身体のどこの部位がこのポーズの観察ポイントなのか、を学び、観察していきます。
観察後は、適切な適応とアジャスト。
触ることだけではなく、ポーズの目的を理解し、生徒さんを「観察」し、「適応」させる能力を養う。
その上で、口頭で「インストラクト」する大切さを習得できるよう、なるべく生徒目線でポーズを体感し、正しいアライメント・アジャストメントをペアワークで学びました。
”複数の生徒さんたちに同時に情報をいきわたらせる事ができる、言葉でのインストラクションは、すべての生徒にとって価値になります。
そして、ハンズオンのアジャストは、「1回の価値が深まるアジャストを」”とドミニカ先生。
1回目のアジャストで、生徒さんが変化を感じていたら、それ以上”正しいカタチ(またはもっと気持ちよいであろうカタチ)により近づけるアジャスト”は、生徒さんからしたら不要。
2回目以降は、生徒がほしがっているのではなく、先生がしたいからしているのです。
触る回数が多くなる度に、アジャストの価値が下がる、というアドバイスに、
皆さま深くうなづいていらっしゃいました。
特にリクライニングポーズでは、頭の高さを変えるだけで、劇的に気持ちよくなることも。
肩甲骨のハンドアジャストメントは、何百回の練習が必要とのこと。
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スプタ・バッダ・コナーサナ
「生徒がどう反応しているか、どう表現したら伝わるか、生徒が理解できるように努力し続けましょう」と、
アジャストメント力だけではなく、言葉でのインストラクションについてのアドバイスも。
生徒さんの反応が悪かった時、「この生徒さんは理解していないわ」ではなく、
どう表現すれば伝わるのか?を探求し続けるのが、インストラクターの仕事、という言葉には、
ドミニカ先生のご指導に向かう真摯な姿勢を感じるとともに、インストラクターとしての在り方を改めて考えさせられました。
肩甲骨のアジャストの両手バージョンは「リラックスして」と声掛けして、生徒の体重を利用して行うことがポイント。
時には、ハンズオンアジャストをアシストする為の、言葉のインストラクションが必要になる場面も。
股関節周りがつらい方へは、足を高くするか、背中を高くする、どちらの適応も効果的。
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スプタ・ヴィラーサナ
特にヒザの痛みが出やすいこのポーズは、プロップスの活用がポイント。
ボルスターとブロックを使ってのセットアップでも、色々なバリエーションがあることを学びました。
ブロックの位置は、胸の下。体型によって変わるので、横からの観察が大切。
背の低い人へのセッッティングで、左の写真はブロックが頭の下あたりになるので不正解。
右3つは、正しい位置での、使い方のバリエーションを紹介。
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ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。
以前から知り合いだったのかな?!と思うほど、皆さまの溶け込みの早さは、私たち運営側も驚いたほどです。
次回開催は、11月9日(水)、学習ポーズはこちらです。
~~マインドを穏やかにする前屈~~
Adho Mukha Swastikasana アドムカ・スワスティカーサナ
Adho Mukha Upavistha Konasana アドムカ・ウパヴィスタコナーサナ
Janu Sirsasana ジャーヌ・シルシャーサナ
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単発のお仲間も募集中です。
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ。
予定がなかなか合わないけど、1日だけなら。。。!という方。
苦手なポーズがあるから、そこだけでも受けたい!という方。
2016年の締めくくりに、ご自身のご指導を今一度振り返る時間を持ってみませんか?
お越しをお待ちしております!
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そして、いつも過ごしやすい環境、充実のプロップス類をご提供頂いている
スタジオ・ヨギー TOKYOの皆さま、本日もありがとうございました。